先日、最寄り駅のみどりの窓口に上り「あけぼの」の指定席特急券を買いに行きました。全車寝台なのになぜ指定席かというと、青森-羽後本荘間は「ヒルネ」のできる区間なのです。羽後本荘から先は、たとえ一駅しか乗らなくても特急券のほかに寝台券が必要です。わたしはヒルネ該当区間の大館-鷹ノ巣間に乗りたかったので特急券だけの1210円を支払って切符を受け取ると、ゴロンとシートでした。みどりの窓口氏のいうことには、「料金は同じ、指定席は3人で1ベッドだけど、ゴロンとシートなら一人で1ベッド占有」とのこと。私としても異存はないのでそのまま切符は引き取りました。そうなると、上り「あけぼの」の指定席特急券の存在意義はどこにあるのでしょうか。ゴロンとシートなら青森-羽後本荘間といった区間の縛りもありません。高崎の人が早朝、できるだけ早く上野に着きたいとき、始発の新幹線だと「たにがわ470号」(高崎6:16→7:10上野)2200円(プラス乗車券)ですが、「あけぼの」ゴロンとシート(高崎5:18→6:58上野)なら、ねっころがりながら始発の新幹線より早く上野に到着して、新幹線より安い1810円(プラス乗車券)です。