由緒:除地、240坪。白鷺山正幡寺と号す。前の八幡(鷺宮八幡神社)の別当なり。則其御朱印地の内にあり。新義真言宗にて、当郡中野村宝仙寺の末、開山を頼珍と云、大永元年5月示寂、第9世を鏡薫と云、慶安2年8月24日寂せり。此僧のとき八幡の御朱印を賜ひしよし、かかる功あるにより、中興とす。されば当寺の開基は文亀・永正の頃なるべし。宝暦12年12月丙丁の災にかかりて、堂宇残らず焼失せしかば詳なることを傳へず。今の客殿は其後造りしものなり。其広さ8間ぶ6間半南向、本尊不動の坐像長2尺、二童子も長2尺許、運慶の作と云、又は智證大師の作とも云傳ふ。鐘楼:本堂の右にあり、9尺四方、鐘のわたり2尺7寸、高さ5尺4寸、寛延2年鋳造せしものなり。(新編武蔵風土記稿より)
住所:東京都中野区白鷺1-31-5
御朱印拝受時刻:8:31
御朱印料: 500円 志