日本の史跡101選の36番目(35番までは訪問済み)、手始めに自宅から来るまで行ける千葉県市原市の「上総国分尼寺跡」に行ってきました。奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、上総国国分尼寺の寺院跡にあたるものです。史跡上総国分尼寺跡展示館が併設され、ジオラマなど展示は充実しており係員に解説もしていただきました。寺院を立てるのはその当時の「国」なのですが、維持してゆくお金は出さず、派遣された尼たちが寺域内の畑を耕してその生産物を食べたり売ったりして寺の維持をしたそうです。ずいぶん大変だったのですね。建てっぱなしの箱モノのルーツかもしれません。