長門市13:21→代行バス→14:08美祢(美祢市)
2010年7月15日、美祢線は大雨で橋梁や路盤が流失し、全線が不通になりました。その後、運休期間中は代行バスが運転され、私の訪れた時も代行バスでした。振り替え輸送が始まってから何カ月もたっているせいか長門市駅での乗り換えはスムーズに行われました。バスでは特等席(進行方向左側最前列)にアル中？爺さん旅人が陣取っています。ザックにキャラバンシューズ、片手には大判の時刻表といういでたちは私とそんなに変わらないのですが、もう片方の手にはワンカップ(焼酎？）をもってチビリチビリと呑み、何やら意味不明の言葉を唸っています。たまに旅の空の下で昼から「チビリチビリ」もよろしいかともいますが、トイレのついている列車ならともかく代行バス(もちろんトイレなし)でこれをやって大丈夫なのでしょうか。アルコールは｢抗利尿ホルモン(尿を作るのを少なくするホルモン）」を抑制するのです。つまり、尿がたくさん作られるのです。バスですから、渋滞にはまることもあるでしょうし。しかしバスは順調に走って、美祢駅(訪問当時、列車は来なく、代行バスだけ来る駅。でも、制服の駅員さんはちゃんといる)に到着しました。美祢線は、その後2011年10月の「おいでませ山口国体」に間に合わせるように、同年9月26日、全線で営業運転再開されました。普通なら3年かかるところを1年で開通させたそうです。
