dr100の一の宮・百寺巡礼・続百名城旅日記

百名城、百名橋、百名建築、百名公園、桜の名所百選、東京23区内一丁目一番地などを訪問しました。一の宮、百寺巡礼、続百名城も完訪。発祥の地、見学施設(博物館、記念館など)、寺社仏閣の御朱印もやっています。皆様のコメントが励みになりますので、よろしくお願いいたします。

君津市/千葉県(三石山展望広場) 2010/8/16

(写真1)
(地図1)
(地図2) wikipediaより引用
(写真2)「神野寺トラ騒動余波」より引用
(図1) 「MNGのホームページ」より引用
君津市と言えば、新日本製鐵君津製鐵所で知られ、海辺の町のイメージがありますが、実際に東京湾に面しているのは市の北西部のわずかな部分だけで、あとは内陸の千葉丘陵に市域が広がっています(地図2)。君津市で一番印象に残っている事件と言えば、今から33年前(昭和54年)の神野寺トラ騒動事件です。8月2日にお寺が飼育していたトラのうち3頭が逃げだし、1頭はすぐに戻ったのですが、二日後に残りの2頭のうち1頭が射殺され(写真2)、27日後に最後の1頭も射殺されました。住職は麻酔銃による「捕獲」を期待していたようですが、猟友会の選んだ方法は射殺だったので両者が対立したのを覚えています。日本国内では、麻酔銃が「銃」に該当するため銃砲刀剣類所持等取締法の規制対象となり、使用するためには銃免許が必要であり、さらに麻酔薬の知識を持つ必要があるので、麻酔銃を使用できる立場にあるのは獣医師など特定の人に限られており、大型動物が暴れた場合、麻酔銃を使用できる人の到着に時間がかかります。そのため、大型動物が人を襲いかねない状況下では、駆けつけた警察官や猟友会員のの発砲による殺処分もいたしかたない場合が多いのです。小学生が人間に向けて撃つコナンの時計型麻酔銃などもってのほかです(図1)。