緑P.A.3:40→高速オリーブ松山号5:10→徳島駅前/徳島5:44 →4527D→6:01南小松島(小松島市)
ガラガラのバスは定刻通りに徳島駅前に到着しました。高速オリーブ松山号はその名のごとく松山行なのですが、行く先が松山だけだと需要に不安があり淡路島を経由して徳島駅にも寄る経路になっています。しかし、一本の夜行バスで特急電車を乗り継いでも4時間弱かかる徳島と松山の両方を目的地にするのは多少無理があるダイヤになります。徳島駅到着が5時10分と早すぎる感じですし、松山駅到着は9時17分と夜行バスとしては、はっきり遅すぎます。ここでまた「しかし」なのですが、名古屋を始発で出発して松山に何時に到着できるか調べてみると、名古屋6:35〜ひかり491号〜8:24岡山8:32〜しおかぜ3号〜11:14松山と、オリーブ松山号のほうが2時間近く速いのです。そう考えると9時17分という夜行バスにしては一見遅すぎる松山駅到着時間のバスダイヤにも、ニッチの需要があるのかもしれません。県庁所在地の駅としては唯一架線のない(電化されていない)徳島駅から牟岐線に乗って南小松島駅に到着しました。1時間近く時間があるので、小松島線跡(地図、赤い点線)を訪ねます。南小松島駅から北上し、紀伊水道に向かってラッパ状に開いた神田瀬川の広い河口の八千代橋を渡り、一見して線路跡とわかる幅とカーブの道を西に辿ると小松島ステーションパークに到着します。車両が静態保存されていましたが、なんだか痛々しい感じでした。