常磐線の23区の一番外側の駅、金町駅から京成バス「大場川水門」行きに乗り、15分ほどの終点で下車します。目の前に見える大場川の土手を登ると、中川と大場川の合流地点(川の三叉路)があり、その三叉路がそのまま足立区葛飾区八潮市を隔てる地点になっています。大場川の入口にある水門が、中川から大場川への逆流を防いでいます。大場川は聞きなれない人もいるかもしれませんが、江戸川方面から水元公園を経て中川へ北西方面に流れる、江戸時代に開削された河川です。おとなしそうに見える川ですが、昭和22年9月19日にカスリン台風による大雨でこの川の櫻堤が決壊し、東京の下町が水没しました。今はしっかりした堤防になり、道路沿いに桜の木が植えられています。