新歴史公園百選、実質上の最初の訪問地は自宅から車で行ける三里塚記念公園です。三里塚という地名の由来は香取郡多古町にある日蓮宗日本寺というお寺から三里のところに位置することから『三里塚』と呼ばれるようになったそうです。三里塚には、空港建設前に『宮内庁下総御料牧場』がありました。三里塚記念公園は、宮内庁下総御料牧場の跡地の一部で、3万平方メートルという広大な敷地を誇ります。
ここで何故、御料牧場が成田の三里塚に作られたのか?という疑問が出てくるのですが、明治時代の文明開化により、日本も羊毛の生産を高めることが必要になり大久保利通が真っ先に取組んだのが牧場開設でした。用地選定に当たり1.青草に富む2.樹林地に恵まれている3.物資輸送に便利、の3つの条件を満たしたのが三里塚っだったのです。牧場の機能だけではなく、VIPの外人を招いてパーティーなども開かれました。三里塚御料牧場記念館に入館して、その当時の(第2次世界大戦前)の写真などを見学しました。一番下の写真はその時に利用された貴賓館ですが、普通の茅葺き屋根の民家のようでした。