都内に用事があるので、その前に寄ってみようと地図をちらっと見て、千駄ヶ谷で降りれば近そうだと(千駄ヶ谷門もある)確認し、千駄ヶ谷駅で降りて大京町のほうへ歩き出したのですが、確かに門はありましたが、「新宿御苑」とは、どこにも書いていません。そんなはずはないと、一生懸命探しましたが、やっぱり書いていません。しかたなく新宿御苑の外周を時計と反対方向に大木戸門に向かって歩きだしましたが、新宿御苑を時計にすると5時の位置にある千駄ヶ谷門から1時の位置にある大木戸門まで3分の1周することになったので、結構大変でした。やっとのことで大木戸門にたどり着くと、気の早い花見客が開園をまっていました。さて写真をとろうとリュックサックから三脚とカメラを探しましたが、見事に家に置き忘れていました。近場だと気が緩みます。仕方がないので携帯のカメラで自分撮りをしました。私の携帯のカメラは両側にレンズが付いているので、内側レンズ使用モードにして腕をいっぱいに伸ばしてシャッターを押しましたが、その瞬間、向こうのほうから数人のおばさんたちの「あらいやだ、あの男の人、私たちの写真をとってる!」の、声が聞こえてきました。確かに一杯に伸ばした腕の延長線上におばさんたちはたたずんでいましたが、カメラのレンズの方向はそちらとは180度反対側を向いていました。でも、外から見たのではわからなかったのでしょうね。言い訳しようとしましたが、話がややこしくなりそうなのでそそくさと退散しました。大木戸門から新宿駅まで歩きましたが、結構距離がありました。