堺田分水嶺→徒歩→旧有路家 封人の家→徒歩→堺田駅
堺田分水嶺から300メートルほど歩き、「旧有路家 封人の家」を見学します。0830から見学できるので、調度開くところでした。ここは芭蕉が奥の細道(1689)で訪れ、雨で3日間ほど足止めされ「 蚤虱馬の尿する枕もと」の句を詠んだ庄屋兼旅籠です。 昭和40年代に一旦解体、再建されましたが、建物自体は三百数十年前のもので、立っている場所もここから動いていないとのことです。奥の細道に出てくる建築物で現存するのはここだけだそうです。入場料は250円でした。「尿する枕もと」といっても、芭蕉が就寝した部屋は馬屋から10m近く離れた中座敷と見られているので、枕もとで馬が尿をするなどということは考えにくく、夢うつつの中で、10mほど先の音源を枕もとと勘違いしてしまうことはあったかも知れません。30分ほどで辞し、数分歩いて堺田駅に戻りました。