人間は書物のみでは悪魔に、労働のみでは獣になる。 徳富蘆花
昨年夏に、世田谷区の蘆花記念館でこの言葉と巡り合いました。５０代半ばのdr100は医療一筋に３０年以上ひたすら働いてきたので、このままいくと獣になってしまうかもしれません。大学の通信課程に入学して、「書物」と「労働」のバランスの取れた人生を歩もうかと思いました。医学部というところは専門学校に近い性格があり、一般の大学の浅く広く教養分野を学ぶ、いわゆる「リベラルアーツ」に対する憧れもありました。dr100は小学校から高校まで青山学院だったので、青山学院大学の通信課程に入学しようと思ったのですが、通信課程の設定はありあせんでした。ということで、昨年末の早稲田大学人間科学部通信課程の入学試験を受験、合格して入学式の日を一昨日、４月２日に迎えました。学士入学なので最速で３年で卒業できます。昨年、娘が早稲田大学に入学したので、３年後の３月には一緒に卒業するのが目標です。通信課程の卒業生は修士、博士を目指して大学院に進む人もいるそうですが、dr100は医学博士号を持っているので大学院までは、いかない予定です。大隈講堂の入学式では自分の子供ぐらいの年齢の新入生と肩を組んで、「都の西北」や「紺碧の空」を歌いました。
