立川駅北口22:45→西武観光バス→5:28(定4:35)桑名駅前
年末の喧噪が立ちこめる立川駅で夜行バスを待ちます。忘年会で飲みすぎたのか、気絶した若い女性が数人の青年に抱えられタクシーに押し込まれています。でも彼女の状態では車内で嘔吐する可能性も高く、運転手さんも気が気ではないでしょう。そんな風景を眺めながら指定されたバス停で待っていると西武観光バス、伊勢志摩行きがやってきました。西武観光の夜行バスは、「○×号」と、夜行バスに愛称名をつけないのが伝統なのか、このバスにも愛称名はありません。26日前、12月2日に起きた笹子トンネル天井崩落事故の影響で中央高速道路を使えず、下道を走って厚木で東名道に入り消灯しました。。指定された座席は1号車４Ａ。3列の窓際でしたが、隣の中央列に座った中年女性が「暑くて空気が悪いので窓を開けてくれ」と私に言ってきましが、「私の勝手にはできないので乗務員さんに言ってみてください」とお答えしておきました。諦めたのかその後は何も言ってきませんでした。足柄SAのみの降車休憩で4時間ぐっすり眠れ、東海IC付近で目が覚めました。普段は乗り物は定刻に到着してくれる方がありがたいのですが、今回に限っては午前4時35分に桑名駅前に到着して関西本線桑名の始発列車が5時43分なので年末の未明の極寒の中、1時間以上凍えていなければならないと覚悟していたのですが、中央高速の通行止めで東名に流れた車による渋滞のせいか、うまい具合ににバスは遅れて5時28分という絶妙な時間（始発列車の15分前）に桑名駅前に到着しました。
