二日市18:53→鹿児島本線172M→18:56都府楼南(太宰府市)
太宰府市は福岡市の南16キロに位置する福岡市のベッドタウンですが、太宰府天満宮などを擁し、年間700万人もの観光客が訪れる観光都市でもあります。都府楼南駅付近は市境が複雑に入り組んでおり、この駅のホームも一部筑紫野市に入っています。駅の付近は住宅地で特に観光色はなく、地図を見てのとおり、駅を要(かなめ)にして北に向かって扇を開いたような田園調布式の町並みでした。昔の人にとって大宰府がなぜこんなに重要な土地だったのかというと、外交と防衛を主任務とすると共に、西海道9国(筑前、筑後、豊前、豊後、肥前、肥後、日向、薩摩、大隅)と三島(壱岐、対馬、多禰)を所管したからなのでした。どうして博多でないんだろうと思いますが、昔の人と今の人の感覚は違うのでしょう。仙台と多賀城(多賀城府がおかれていた、昔の東海道の終点)も、同じ関係を感じます。