dr100の一の宮・百寺巡礼・続百名城旅日記

百名城、百名橋、百名建築、百名公園、桜の名所百選、東京23区内一丁目一番地などを訪問しました。一の宮、百寺巡礼、続百名城も完訪。発祥の地、見学施設(博物館、記念館など)、寺社仏閣の御朱印もやっています。皆様のコメントが励みになりますので、よろしくお願いいたします。

鴨川市/千葉県(清澄寺) 2010/8/16


極真空手の発祥の地、清澄山は日本本土で一番早く初日の出が拝める場所だそうですが、標高は377メートル(千葉県で2番目に高い)で富士山(山頂から見える地平線は220km先)の様に高くもなく、犬吠崎の様に東へ突き出しているわけでもないのに意外です。どういうわけで一番早いのか調べてみました。一般的に初日の出の時間は、東へ行くほど、南へ行くほど、そして高度があがるほど早くなります。千葉県は日本本土の南東の端にあるので日の出が早い地域なのです。犬吠崎は清澄山より東にありますが、平地です。富士山は清澄山よりずっと高い山ですが、西にあります。377mという高さが効いて、清澄山(6:44)では犬吠埼(6:46)より2分だけ日の出が早いのです。ちなみに、北海道最東端の納沙布岬 は6:49と、犬吠崎の後塵を拝しているのも意外です。東にある有利を北にある不利が上回っているのでしょう。本土以外では日本最東端、南鳥島の 5:27が島嶼も含めた日本で最も早い初日の出です。ここまで書いて、海上保安庁の各地の初日の出の時刻を見ると、ありゃりゃ、富士山山頂(3776メートル)の初日の出は6:42で清澄山よりさらに2分早いです。清澄山の「日本本土一早い初日の出」のキャッチフレーズはやや)誇張なのでしょうか。でも、元旦の富士山頂3776メートルは極寒強風の世界で、誰でもが行けるところではなく、一般人のいける範囲内では清澄山が一番早いというのは間違いなさそうです。