鹿沼と言えば園芸などに使われる鹿沼土が有名です。鹿沼っぽい土とか他の地方でも取れたりもあるようですが、軽石の風化具合など鹿沼がやっぱりいいそうです。こんな限られた地域のモノが全国の園芸家のシェアをほぼ100%押さえてるわけで当然なのですが、実は枯渇しつつあります。 鹿沼地方の園芸用土業者の埋蔵地域の調査をしたところ、鹿沼土は約25,290,000m3(埋蔵面積約2,810ha)と算出されました。この客観的データと現在の埋蔵量、採集量(消費量)を対比させ、あと何年ぐらい採取できるかを予測してみると、40年〜50年と推定されました。そうなったら、他のところの土を使うしかないのでしょうね。