プランニングの段階で食事時間は一切考慮していないので、タイトな乗り継ぎが続くとコンビニのサンドイッチやおにぎりがたよりになります。それでも買えればいいほうで買えなければ低血糖が待っています。そのため非常食が必要となりますが、条件として、あまりかさばらないもの、保存のきくもの、血糖を補充してくれる甘さがあるもの、ある程度おなかにたまるものがあげられます。飴は、最後の一項目が失格です。何度か試行錯誤するうち、コンビニのお菓子コーナーでたいてい売っている「イモけんぴ」が、最善であるという結論に達しいつも携帯しました。冬の寒さは重ね着で対処しました。厚手1枚より薄手3枚のほうが温かく、調節もこまめに効くことが分かりました。暑さのほうはもともと暑がりなので難渋しました。対策としては歩けると思っても無理をせずタクシーに乗ること、早めにイオン飲料を飲み、脱水を予防することなどで対処しました。前出のように、冬に使うホッカイロは数時間持ちますが、夏用のクールカイロは5分ぐらいしか冷たさが持続せず、ほとんど役に立たちませんでした。ホテルでの睡眠に関しては疲れすぎてかえって眠れないときもありましたが、「夜行バスよりは幾分ましだ」と自分に言い聞かせて乗り切りました。