新宮12:43 →ワイドビュー南紀6号→13:02熊野市(熊野市)
ワイドビュー南紀6号でありついた自由席は、1号車1Aつまり「かぶりつき」でした。冬の熊野灘を堪能しました。もともとは、「紀伊木本駅」だったのですが、紀勢本線の全通時、1959年(昭和34年)の改称にあたって「熊野市駅」にするか「熊野駅」にするかが国鉄や地元で問題になりました。しかし、「熊野駅」では広大な吉野熊野地域の観光中心地の印象を与えるし、熊野地方はむしろ和歌山県側に多くかかっており、三重県内である熊野市はその一部分で地域の中心ではない、という国鉄側の意見で「熊野市駅」とすることとなったそうです。このパターン(駅名の指し示す範囲が本来の市域を越えて広大になり過ぎる場合に「市」をつける)は、長門「市」駅、出雲「市」駅など、他にもみられます