百名城巡りで千早城から高取城に移動する途中で寄りました。大阪都心まで約30分、関西国際空港へは約1時間という交通至便の地にありながら、市を囲む山並みは壮観で、市内に居ながらにして大自然を満喫できることなどから、市制施行以降、多くの人々が河内長野市内の住宅などを購入しました。また、河内長野市は、爪楊枝の産地としても知られており、全国の爪楊枝の生産の大半がここ河内長野で行われています。そういえば、爪楊枝の持つほうにある2本の溝は何のためにあるのでしょうか?近くにある爪楊枝を見てみるとわかるのですが、とがっていないほうの断端面は黒くなっています。これは加工時に発生する摩擦熱による焦げ目で、どうしてもついてしまうものらしいのです。「どうせ消えないなら。」と、焦げ目をこけしの髪の部分として見立てて、溝を掘りこけしとして爪楊枝の飾りにしたというのが真相らしいです。