dr100の一の宮・百寺巡礼・続百名城旅日記

百名城、百名橋、百名建築、百名公園、桜の名所百選、東京23区内一丁目一番地などを訪問しました。一の宮、百寺巡礼、続百名城も完訪。発祥の地、見学施設(博物館、記念館など)、寺社仏閣の御朱印もやっています。皆様のコメントが励みになりますので、よろしくお願いいたします。

酒屋の短冊

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今はもう閉店した近所の酒屋さんにあしげしく酒を買いに行きました。個性的な店主が経営しているのか、酒に関する名言?を書いた短冊がずらりと並べてありました。来店した酒飲みは、しばしこれらを眺めて何を思ったのでしょうか。 酒屋さんなのですから沢山お酒が売れるような短冊だけのほうが売り上げには貢献するのでしょうが、御主人の「やさしさ」なのか、飲みすぎを諫める内容のものも散見されました。

深酒はいつでもチョイをいっぱいで始まり 悔恨に終る
酒の上のごくわずかな無礼で 簡単に友を失うことがある
大切なことは単に飲むことではなく 楽しく上手に飲むことだ
まず酒に親しめ しかる後に酒に愛されるようになろう
酒が美味ければ人生は極楽 飲めなくなったら人生は地獄
今飲んでいる酒が どんな銘酒よりも美味い
たとえ酒の上でも 真実に近い痛烈な冗談は 鋭い刺を残す
酒を本当に愛する者だけが 酒について語ることができる
酒を飲んで心の底から笑える人に 根っからの悪人はいない
高慢な酒は常に多くの愚かさと結びつき 失う物も多い
酒の飲み方は生涯かけて学習すべき事の一つである
ほどよい酔いは人間を自由にし 飲みすぎは人を奴隷にする
酒に弱い人ほど 断るべき酒を断り切れないで後悔する
財宝も地位も 酒の友人に比べれば 芥のようなものである
酒の上の最大の失敗は 失敗を何一つ自覚しないことである
酒場の幸福は 同じ自慢話を何回話しても聞いてもらえる時だ
まず飲むこと 次が食うこと しかる後に談笑や議論や歌がある
酒の席で誉める人より 苦言や助言をしてくれる人が 真の友人である
酒の酔いは偉い人を大きくし 小人をますます小さくする
人は時には酔わなくてはならない 最上の人生は陶酔である

皆様の心に響く一句はありましたでしょうか?
(地元の医師会誌に投稿した原稿を一部改変)