dr100の一の宮・百寺巡礼・続百名城旅日記

百名城、百名橋、百名建築、百名公園、桜の名所百選、東京23区内一丁目一番地などを訪問しました。一の宮、百寺巡礼、続百名城も完訪。発祥の地、見学施設(博物館、記念館など)、寺社仏閣の御朱印もやっています。皆様のコメントが励みになりますので、よろしくお願いいたします。

史跡-45-上野三碑   2016/4/24










岩宿遺跡→自家用車→上野三碑(金井沢碑)
日本列島東部の古代上野国[こうずけのくに](現在の群馬県[ぐんまけん])に存在する三つの石碑「上野三碑[こうずけさんぴ]」は、日本に18例しか現存しない古代(7〜11世紀)の石碑のなかで最古の石碑群であり、大切に守られてきました。それらは、山上碑[やまのうえひ](681年)、多胡碑[たごひ](711年頃)、金井沢碑[かないざわひ](726年)と呼ばれています。三碑の記録形態は、上野国に住み着いた朝鮮半島からの渡来人がもたらしたもので、かれらとの密接な交流の中で、当時の都(飛鳥、奈良)から遠く離れた地元の人々によって文字で刻まれたものです。山上碑は日本語の語順で漢字を並べた最古級の歴史資料です。多胡碑は、18世紀以来、中国の「書」の手本となってきました。金井沢碑は、この地での仏教の広がりを刻んでいます。これらの三碑は、東アジアにおける文化交流の実像を示す極めて重要な歴史資料です。今回は金沢費を訪問しました。麓の駐車場に車を置いて、整備された山道を100メートル登って建物に到着。その中に石碑が大事そうに鎮座していました。風雨にさらすわけにはゆかないのでしょう。いくら探してみても「上野三碑」と書いた銘板が見つからないので、道路に戻って「上野三碑」と書いてある「のぼり旗」で証拠写真としました。