前回1991/8/11訪問時
「芸能文春」より引用
小田原城址公園→徒歩→小田原駅東口15:15→箱根登山鉄道バス→16:07恩賜公園前→徒歩→恩賜箱根公園
歴史公園100選「恩賜箱根公園」は前回1991/8/11、箱根関所跡を訪問することによってクリアしたつもりでいたのですが、関所跡は恩賜箱根公園に含まれないことが判明したのでリベンジ訪問としました。小田原城から小田原駅東口まで歩いて箱根登山鉄道バスに乗ります。バスは箱根駅伝で有名な「函嶺洞門」をくぐって箱根の山をどんどん登ってゆきます。函嶺洞門は、一年に一度、箱根駅伝の中継で必ず耳にします。そのたびに、1年という時間があっという間に過ぎたことを感じさせるキーワードとなっています。しかし老朽化のために2015年から函嶺洞門は使われなくなるそうです。日本では「恩賜」と単に言えば天皇から賜ったものを指します。恩賜箱根公園はかつての函根離宮跡で、1884年宮内庁が塔ヶ島地区の土地を買収、函根離宮の造営開始,1886年7月函根離宮完成,1946年に一般開放されました。次に乗るバスの箱根関所跡バス停までは関所の中を歩くのが近道ですが、関所の建築物の中に入らなければ無料で通り抜けができます。箱根関所と聞くと「入鉄砲と出女」を厳しく取り締まるイメージですが、山の中で人を発見しても、すぐに関所破りとはせず、道に迷ったとして命は助けていた方が多かったそうです。現に江戸時代二百数十年を通じて、関所破りで死刑になったのは数人だそうです。意外と優しかったんですね。