dr100の一の宮・百寺巡礼・続百名城旅日記

百名城、百名橋、百名建築、百名公園、桜の名所百選、東京23区内一丁目一番地などを訪問しました。一の宮、百寺巡礼、続百名城も完訪。発祥の地、見学施設(博物館、記念館など)、寺社仏閣の御朱印もやっています。皆様のコメントが励みになりますので、よろしくお願いいたします。

歴史風土-101-廻船問屋の港町 (宮崎県/日向市) (美々津まちなみセンター) 2013/1/27


南日向駅前14:29→宮崎交通バス→14:43 立縫の里
南日向駅前バス停から乗車した宮崎交通の路線バスを立ち縫いの里バス停で下車します。ここは美々津という港の町で、「日本海軍発祥の地」の大きな碑があります。海軍発祥なら呉とか横須賀あたりが該当しそうですが、日本書紀からのいわれにもとづいています。今から2000年以上前の紀元前660年ごろ、45歳のカムヤマトイワレビコ(のちの初代天皇神武天皇)は八月二日に東征に出発する予定で、村人も準備をしていました。ところが向かいにある権現山で潮をみて、流れが良くなったので八月一日の朝、突然に御船出をされることになったのです。あわてての出発でバタバタしていたので、彼の衣がほころびていたのを、立たれたままに縫ったから、このあたりは「 立ち縫いの里 」 と呼び、さっき下車したバス停も「立ち縫いの里」なのです。結構せっかちだったのですね。私もひとのことは言えませんが。神武東征は、日本神話において、初代天皇カムヤマトイワレビコ神武天皇)が日向を発ち、大和を征服して橿原宮で即位するまでを記した説話で、日向の都を大和に移す意味での「東遷」と呼ばれることも多く、宮崎県の印刷物は「神武東遷」と記述しています。彼はここを出てから橿原宮で初代天皇として即位するまで7年かかり、52歳で即位しました。そして、127歳まで生きたそうです。
歴史風土100選も終わり、これでもう行くところがなくなりました。これからどうしようか・・・と思いながら帰りの羽田行きSNA64便の待つ宮崎空港に向かいました。