wikipedia「岐阜羽島駅」より引用
米原16:54→ひかり524号→17:08岐阜羽島(羽島市)
こだま号のデッキの洗面所で電池が心細くなってきたアイフォンを充電します。12分で26→34%、1分で1%と、なかなか強力です。岐阜羽島駅は岐阜県内にある唯一の新幹線駅です。駅前には地元の大物政治家・大野伴睦夫妻の銅像が立ち、ひところは政治駅の代名詞のようにも言われていました。東海道新幹線の建設時、名古屋以西のルートは旧東海道を通るルートが有力だったのですが、鈴鹿山脈を越えるためには全長20Kmの当時としてはかなりの技術的障害がともなうトンネルが必要と予想され、東海道新幹線を建設するにあたって「東京オリンピックに間に合わせる」との約束で世界銀行から借金した工期の問題などもあり、在来線である東海道本線同様に中山道ルート(関ヶ原経由)に変更されました。国鉄は岐阜県内の駅設置の必要性を認識して計画を進めていましたが北に大きく迂回することになる県庁所在地の岐阜市を経由せず、名古屋から関ヶ原までを直線で結ぶ現在のルートを予定していました。実際岐阜市を経由すると、三角形の2辺を行く様な感じになります。しかし、そのことが岐阜市経由を望んでいた岐阜県や地元自治体に伝わると猛反発に遭い、測量もやらせてもらえませんでした。時の知事・松野幸泰が要請した大野と国鉄との交渉の際、国鉄は駅を作ることをあえて伏せ「一駅作るなら地元を説得しよう」と大野にいわせて顔を立て羽島市内に駅を設置することにより、まるで妥協案が成立したかに見えるよう手配したという経緯があります。岐阜県に一駅作るなら大垣付近に作ったらどうかという案もありましたが、地盤が弱くて工学的な理由で駅は作れなかったそうです。