鹿島駅19:30→JR臨時代行バス17便→20:05相馬駅20:10→JR臨時代行バス547便→21:23亘理21:34→常磐線・東北本線273M→21:50名取(名取市)
人気(ひとけ)がなくて不気味な鹿島駅は0.22マイクロシーベルトと、通常の2倍ぐらいでしたが福島駅よりやや低めでした。帰りの夜行バスは濃い霧の中を北上します。本当はどこを訪れるにも周回コースをたどりたいのですが、南相馬から脱出するにはもと来た道を戻るしか手立てがありません。南は福島原発があるからです。相馬から乗り換えた代行バスでは、関西弁の酔っ払い女が、「足をくじいた」とうるさいです。何よりも勇気があると思うのは、酔っ払っうほどお酒を飲んでいるのに1時間以上バスに乗ることです。トイレの心配はないのでしょうか?闇夜のバス停の置き去りは怖いですよ。アルコールを摂取するとバソプレッシン(抗利尿ホルモン=おしっこの貯まるスピードが遅くなるホルモン)が抑制されて、おしっこが貯まりやすくなるのです。ダイヤに余裕があるのでしょうか、代行バスは全般に早着気味です。亘理駅の駅名看板は、時代劇の越後屋風の金ぴか看板です。名取駅はここから仙台空港線が分岐するのですが、大震災の津波で滑走路をくぐる約600メートルのトンネルが水没してしまい、訪問日の3週間前の10月1日に、やっと再開したのでした。