dr100の一の宮・百寺巡礼・続百名城旅日記

百名城、百名橋、百名建築、百名公園、桜の名所百選、東京23区内一丁目一番地などを訪問しました。一の宮、百寺巡礼、続百名城も完訪。発祥の地、見学施設(博物館、記念館など)、寺社仏閣の御朱印もやっています。皆様のコメントが励みになりますので、よろしくお願いいたします。

建築-94-富山県利賀芸術公園  全市/南砺市 2010.7.18(SUN)


桜橋ビジネスホテル→徒歩→富山5:51→高山本線→6:16越中八尾6:16→タクシー(8770円)→6:54富山県利賀芸術公園
早朝の道を富山駅まで歩き、高山本線の猪谷行き始発列車に乗ります。越中八尾駅に着くと、改札口から身を乗り出すようにして予約してある運転手が待っていました。富山県利賀芸術公園は、公園と名がついていますが公共建築の100選に入っています。訪問難易度は公共建築の100選では1.2を争うほど高く、容易ではありません。距離的には、車で最寄駅(越中八尾)から40分かかるほどの遠方です。公共交通として南砺市営バスは走っているのですが、山奥の村(富山県利賀芸術公園の近く)を起点にして越中八尾駅を朝一往復、夕方一往復しているだけなのです。つまり夕方のバスで行って山奥の村に一泊するか、朝のバスで行って、夕方まで帰りのバスを待つかの選択を迫られるのです。どちらも非常に非効率なので、片道はタクシーを使うという選択をしました。機嫌がとてもよさそうなドライバーに8770円支払い、富山県利賀芸術公園で下車しました。約30分後に乗る帰りのバスは越中八尾まで200円ですから、その差は43倍です。いくらなんでもタクシーとバスの差が大きすぎると思いますが、この現象は今後も各地で経験することになります。山奥で、私企業のバス会社が撤退した後を、地方公共団体が車を持たない交通弱者のために採算度外視で路線を運営しているのです。ですから一日何本もフリクエンシーサービスはできないし(需要の多いところならそもそも路線バスは撤退しない)、ダイヤも山奥の村を起点にして、麓の駅に往復という形になります。ともかく、今回の遠征の最難関をクリアしました。